避難所での足湯のつぶやき 「何もする事がない。これでいいのかなぁ…」

 11/26 今日も栃木市の避難所で足湯カフェへ。前回避難所へ入ったときの皆さんの食事は、朝=クラッカー類・昼=お弁当・夜=お弁当で、各自がレンジで温め食べていました。「温かい汁物が食べたい」との要望があり、本日は昼食時に、甘酒とけんちん汁を提供しました。皆さんとても喜んで下さり「涙がこぼれそう」「あたたかい食べ物はホッとする」「感謝だけです。ありがとう」「美味しかった」「久し振りに家庭料理を味わえた」等々笑みがこぼれておりました。

 来週は「あったか! 粕汁‼」を予定。本日は前回足湯をやられた方々が楽しみに待っていて下さいました。

<足湯でのつぶやき>

・「この前の足湯がとても良かった。あの後から浮腫みが楽になったので今日もお願いします」前回は笑顔が見られなかったが、今日は笑顔にてたくさん話される。夜も少し眠れている様子(80代女性)

・「被災前は、コーラスなどをやっていたが、今は日中何もする事がない。これでいいのかなぁ…」としみじみ話される。近々アパートへ入れる予定(60代女性)

・「昨日からこちらの避難所へ移動してきた。朝方は寒かった。栃木市内は川に囲まれているから酷かったのよ。家は酷くて私一人では無理。娘が来た時にしか家に(片付け)戻れないのよ」としみじみと。はじめ手足がとても冷たかった(70代女性)

・「前回の足湯が良くて…またお願い。こんなことになるとは、命があっただけでも。足の浮腫み、左肩腕の痛みもある。脳梗塞の後遺症で右手や話すことにマヒが残っているが、ここの生活でも動かすようにしている」(80代男性)

・「家の中は片付いたが、今はカビがひどくて…消毒したのに、次から次へと参った」(50代男性)

・「今の現状を受け入れる他ない。具だくさんの味噌汁あったまった。足湯でもあったまって。ありがとう。また待っているね」(70代女性)

本日は、13時頃に家の片付けから戻られ昼食をとられる方が多く見られました。温かいけんちん汁と甘酒をお渡しすると、少し涙ぐみながらお礼を言うお父さん。ホッと一息されていました。(キム)

次回の足湯カフェは、12/2(月)11時~14時ボランティア募集

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